椅子の匂いテスト結果のご報告
いつもILOOILOOの製品をご利用いただきありがとうございます。
先日、お客様から「商品から匂いがする」とのご指摘をいただきました。
家具は長時間お使いいただくものですから、快適さだけでなく「安全性」や「安心感」も欠かせません。
そこで、弊社では実際に倉庫にある在庫商品や社内で使用中の椅子を対象に、匂いの原因となり得る揮発性物質の濃度測定を行いました。
測定方法
今回測定したのは、室内環境でよく基準に使われる以下の2項目です。
〇 TVOC(総揮発性有機化合物)
〇 ホルムアルデヒド(HCHO)
測定には専用の機器を用い、商品のパーツと測定器を密閉したビニール袋に一緒に入れ、数値が安定するまで約2時間経過させた後の数値を測定値としてしました。
〇 新品未開封の商品
〇 開封して1か月以上経過した商品
〇一般的な室内環境(参考値)を比較しました。
測定結果
| 測定対象 | TVOC濃度 (mg/m³) | HCHO濃度 (mg/m³) |
|---|---|---|
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新品・未開封品①
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0.340 | 0.054 |
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新品・未開封品②
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0.352 | 0.056 |
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開封後1か月以上経過品①
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0.251 | 0.041 |
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開封後1か月以上経過品②
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0.253 | 0.032 |
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一般室内環境(参考)
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0.199 | 0.030 |
測定からわかったこと
〇 ホルムアルデヒド(HCHO)
→ すべての値が 厚生労働省の指針値(0.08 mg/m³以下)を大きく下回り、安全性に問題なし。
〇 TVOC
→ 新品直後はやや高めですが、すべて 暫定目標値(0.40 mg/m³以下)をクリア。
→ 開封後しばらく経つと数値が下がり、時間の経過とともに揮発性成分が減少する傾向が確認されました。
まとめ
今回の測定結果から、ILOOILOOの製品は 安全基準を満たしていることが確認できました。
ただし、PUレザーなどの素材特有の「新しい匂い」が開封直後に一時的に感じられる場合があります。
今後も新しく在庫が入荷する際には、社内でも定期的に測定を行い、さらに快適にお使いいただけるよう努力してまいります。




